農薬散布について

農薬散布用ドローンとは

一口にドローンと言っても、200g未満の軽量タイプや高画質な写真・動画撮影に対応したタイプなど、モデルごとに重量や機能などが異なります。
農薬散布用ドローンは、その名の通り農薬の積載・散布が可能なドローンのことを指します。

一般的なドローン同様に、「農薬散布用ドローン」も様々なメーカーが開発しているため、農薬散布業務にドローンを活用する際は専用の機体を導入しましょう。
農薬散布ドローンは産業ヘリよりも軽量かつコンパクトなため、1人でも積み下ろし~農薬散布まで行えるという特徴があります。

農薬散布用ドローンが活躍する場所

農薬散布用ドローンは、主に以下のような場所で活躍しています。

田畑

農薬散布用ドローンは、田んぼや畑での農薬散布に用いられる場合が一般的です。
特に夏場は炎天下で動噴機械を背負いながらの作業は重労働となりますが、ドローンを使えば、厳しい気候の日でも田んぼや畑に入る必要はありません。
また、ドローンは産業用ヘリよりも小回りが効くので、小規模な田んぼや畑でも人の手を使わずに農薬を散布することができます。

果樹園

近年はりんごやみかん、ぶどうなどの果樹に対する農薬散布のドローン活用も期待を集めています。
中国の大手ドローンメーカー「DJI」からは自動で障害物を避けたり、雑草と果樹を見分けたりできるドローンも発表されました。
国内の果樹園における農業散布ドローンの導入例は、未だ少ないのが現状です。

しかし、果樹園にも対応したドローンの普及拡大や技術の進歩によっては、導入する農家も増えていくことが見込まれます。

ドローンによる農薬散布のメリット・デメリット

メリット

広い面積でも少人数・短時間で農薬散布を行うことができる

農薬散布にドローンを用いる上で最大のメリットとも言えるポイントが、「効率的な農薬散布」です。
人の手で行う従来の農薬散布方法は時間がかかるだけでなく、圃場の規模によっては人手も必要とします。
一方、ドローンであればコンパクトなため機体の積み下ろし・農薬散布・片付けまで1人で行うことが可能です。
機体により速度が異なる場合もありますが、概ね1haの圃場であれば10分程度で農薬散布を完了できるため大幅な時間短縮にもつながります。

いつでも好きな時に農薬散布できる

自身で農薬散布を実施することが難しく、業者に委託をしても
「散布予定が決められているので害虫が発生してもすぐに対処できない」
「雨が降ると長期延期になってしまう」
といった悩みを抱える農家の方も少なくありません。
しかし、ドローンであればどんなタイミングでも適宜散布を行えるため、作物の品質を保つことができます。

体力に自信がない方でもラクに農薬散布が行える

ドローンは、小型かつコントローラーによる操縦だけで農薬を散布することができます。
そのため、女性や高齢者など体力に自信がない方でも作業による体への負荷がかかりません。
農業界で進む高齢化が危惧されている中、高齢者の方も簡単に農薬散布ができるツールであるドローンの存在は、今後も一層重宝されることになるでしょう。

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